いびきは危険信号!睡眠時無呼吸症候群が引き起こす命の危機
- 2025年11月13日
- いびき

「最近、家族にいびきがうるさいと言われるようになった」「寝ている時に息が止まっていると指摘された」など、ご自身の睡眠について不安を感じていませんか?
「疲れているだけだろう」と軽く考えてしまいがちですが、実はそのいびきや無呼吸は、命に関わる深刻な病気のサインかもしれません。その病気とは「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」です。
SASは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりを繰り返す病気で、日中の眠気だけでなく、様々な健康リスクを高めます。
このコラムでは、いびきがなぜ危険なサインなのか、そして伊丹とく歯科がどのようにSASの診断と治療をサポートできるのかについて詳しく解説します。
Contents
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

「いびき」は、寝ている間に空気の通り道である気道が狭くなることで発生します。
この気道の狭さが原因で、呼吸をするたびに粘膜が振動し、あの大きな音が出るのです。
しかし、この気道の狭さがさらに進行し、完全に塞がってしまうと「無呼吸」の状態に陥ります。これが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。
なぜ「いびき」が命に関わるのか?
SASでは、10秒以上の呼吸停止が、一晩に何十回も繰り返されます。この無呼吸状態があなたの体に深刻なダメージを与えます。
① 酸欠状態になる: 呼吸が止まるたびに、血中の酸素濃度が急激に低下し、脳が酸欠状態になります。
② 心臓に大きな負担: 体を休めるどころか、脳は必死で呼吸を再開させようとするため、そのたびに心臓が激しく働き、心臓や血管に過剰な負担がかかります。
その結果、高血圧、不整脈、心筋梗塞、脳卒中といった、命に関わる病気のリスクが格段に高まってしまうのです。
「いびき」は、これらの病気を引き起こす危険なサインだと認識してください。
日中の眠気は、あなたの生活と社会を脅かすリスクに

SASのもう一つの代表的な症状が、日中の強い眠気です。夜間に何度も呼吸が止まっては覚醒するため、質の良い深い睡眠がとれていません。
活動中に急な眠気に襲われることは、居眠り運転による重大な事故を引き起こすリスクとなり、ご本人だけでなく社会全体の問題にもなります。
ご自身やご家族の「いびきが大きい」「呼吸が止まっているようだ」というサインを、単なる寝相の悪さだと見過ごさないでいただきたいです。
「もしかしたら」と思ったら、一度専門的な診察を受け、ご自身の健康と安全を守りましょう。
伊丹とく歯科のSAS診断へのアプローチ

歯科からの総合的なアプローチ
「歯科医院がなぜSASの治療を?」と思われるかもしれません。
実は、SASの治療法の一つであるマウスピース(口腔内装置)の作製は、歯科の専門領域です。
このマウスピースは、寝ている間に下顎を少し前に移動させることで、狭くなった気道を広げ、呼吸を楽にする役割を果たします。
当院では、専門医による診断が下りた患者さんに対して、その後のマウスピース作製と調整を行い、総合的にSAS治療をサポートしています。
私たちは、単にいびきを止めることだけを目指しているわけではありません。
患者さんがぐっすりと眠り、健康で活力ある毎日を送れるよう、内科や耳鼻咽喉科の専門医と連携しながら、最適な治療計画を実行していきます。
よくある質問(FAQ)と費用について

Q1. 歯医者でなぜ睡眠時無呼吸症候群の相談ができるのですか?
A. 歯科医院は、SASの治療法の一つである「マウスピース(スリープスプリント)」の作製ができる唯一の場所です。
また、SASは顎の骨格や歯並びとも深く関わっているため、歯科医師がお口の中の状態を診察し、診断をサポートすることが可能です。
Q2. マウスピースの作成にはどれくらいの費用がかかりますか?
A. 専門医療機関での精密検査や、SASと診断された後の治療内容によって費用は異なります。
SASの治療用マウスピースは、病名が確定診断された場合に保険適用となるケースがありますので、詳しくは診察時にご説明いたします。
まとめ:いびきを放置せず、今すぐ専門家へ相談を

単なるいびきだと思っていたものが、実は命に関わる危険なサインである睡眠時無呼吸症候群であることをご理解いただけたでしょうか。
SASは、日中の眠気や居眠り運転といった身近なリスクから、心臓病や脳卒中といった深刻な病気まで引き起こす、決して軽視できない病気です。
伊丹とく歯科は、いびきや無呼吸の悩みに真摯に向き合い、専門医との連携を通じて、皆さまの健康で安全な睡眠を取り戻すお手伝いをいたします。
少しでも気になる症状がある方は、この機会にぜひ一度、伊丹とく歯科にご相談ください。
当院は伊丹市にございますが、尼崎市からも多くの患者様にお越しいただいております。
ご予約はお電話またはウェブサイトから承っております。皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
コラムまとめ:歯科でできる「睡眠の質の改善」
いびきや無呼吸といった睡眠の悩みが、いかに深刻な健康リスクを伴うか、そして歯科医院で提供できる治療法について解説したシリーズです。
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いびきは危険信号 → 「いびきは危険信号!睡眠時無呼吸症候群が引き起こす命の危機」
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無呼吸とマウスピース → 「歯科医院でできる睡眠時無呼吸症候群治療:マウスピースの驚くべき効果」
ページ監修医師
徳田進之介

兵庫県伊丹市・新伊丹駅から徒歩3分の「伊丹とく歯科」院長。
患者様一人ひとりに寄り添い、納得いただけるまで丁寧に説明し、高品質な治療を提供することを大切にしています。
特に 「しっかり噛める」「長く快適に使える」 義歯治療や、見た目の美しさと機能を両立した審美歯科 に力を入れています。既製品では満足できない方、ワンランク上の精密な治療を求める方に、最適な選択肢をご提案いたします。
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そんな方のための歯科医院を目指しています。
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