【新伊丹駅】外れる・落ちる入れ歯はもうイヤ! 原因別の対処法を歯科医が解説
- 2023年4月3日
- 入れ歯
こんにちは。新伊丹駅の歯医者、伊丹とく歯科院長の徳田です。
せっかく作った入れ歯が、しょっちゅう外れたり落ちたりすると食事も楽しくありませんし、外れるのが心配で人前で話すのも躊躇してしまいます。
また、そのような方の中には歯医者さんで調整してもらったのにもかかわらず「あまり変わらない」「やっぱり外れる」と不満をお持ちの方も少なくないようです。
外れる・落ちる入れ歯については外れてしまう原因をしっかり突き止め、その原因に適した対処をしないと根本の問題は解決できません。
そこで今回は、入れ歯が外れる原因と新伊丹駅の伊丹とく歯科が行っている具体的な対処法を「部分入れ歯」と「総入れ歯」にわけて詳しく解説していきます。
部分入れ歯が落ちる・外れる原因と対処法
部分入れ歯が外れる主な原因に、次のような点が考えられます。
- ・入れ歯の金具(クラスプ)がゆるい/歯の形に合っていない
- ・入れ歯の構造(設計)が適切でない
- ・入れ歯の噛み合わせが合っていない(左右が均等に当たっていない)
これらの原因に対し、新伊丹駅の伊丹とく歯科では以下のような対処法で部分入れ歯のお悩みを解決していきます。
入れ歯の金具(クラスプ)がゆるい・歯の形に合っていない
部分入れ歯は「クラスプ」という金具を歯にかけてお口に固定します。
その金具がゆるくなったり、そもそも歯の形に合っていなかったりすると落ちたり外れたりしやすくなります。
ゆるくなった金具は締めなおすことで外れにくくなりますが、金具が歯の形に合っていない場合は金具や歯を外れにくい形に修正する必要があります。
入れ歯の構造(設計)が適切でない
部分入れ歯を外れにくくするためには金具がかかる歯の本数も重要で、この本数が少ないと入れ歯が外れやすくなってしまいます。
また、歯がグラグラして十分に維持が得られない場合は、その歯への負担を減らして歯ぐき(粘膜)で維持できるような設計にすることも重要です。
入れ歯全体の構造に問題がある場合はもう一度お口の状態をよく確認し、金具の数を増やしたり入れ歯の形を作りなおしたりなど、入れ歯の設計を見直していきます。
入れ歯の噛み合わせが合っていない(左右が均等に当たっていない)
入れ歯の左右の噛み合わせが合っていないと、噛むときに入れ歯が左右に揺れて外れやすくなります。
このような場合は、左右の噛み合わせを均等に整えたうえで、すき間なく歯ぐきにピッタリ合うように入れ歯の裏側の調整や形の修正を行います。
総入れ歯が外れる・落ちる原因と対処法
総入れ歯が外れる・落ちる主な原因に、次のような点が考えられます。
- ・入れ歯のフチの部分(辺縁)が長すぎる(または短すぎる)
- ・入れ歯の左右の噛み合わせのバランスが悪い
これらの原因に対し、新伊丹駅の伊丹とく歯科では以下ような対処法で総入れ歯が外れるお悩みを解決していきます。
入れ歯のフチの部分(辺縁)が長すぎる(または短すぎる)
総入れ歯が歯ぐきにピタッと吸いつくためには、入れ歯のフチの部分を歯ぐきの形に合わせて周りをしっかり封鎖することが重要です。この仕組みは「吸盤」と同じで、総入れ歯はフチの部分が長すぎても短すぎても、吸盤の働きが悪くなってしまいます。
入れ歯の左右の噛み合わせのバランスが悪い
入れ歯の形が適切でも、左右の噛み合わせのバランスが悪いと入れ歯がシーソーのようにどちらか一方に傾いて外れたり落ちたりしやすくなります。このようなケースについては、左右が均等に当たる噛み合わせを作っていくことが重要です。
新伊丹駅の伊丹とく歯科では、最初に左右の噛み合わせの調整を行ったあとで、入れ歯の形態(フチの長さなど)を修正していきます。
外れない入れ歯にするためには「原因」を見つけることが大切
以上のように、入れ歯が外れる・落ちる原因はいくつかあり、部分入れ歯か総入れ歯かによってもその原因が異なります。
入れ歯の調整や作り直しを繰り返しても、その原因がわかっていないと外れない・落ちない入れ歯にはなりません。
「何度調整してもらっても外れる」「入れ歯は外れるものだとあきらめている」という方は、ぜひ新伊丹駅の伊丹とく歯科に一度ご相談ください。