【インプラントのメインテナンス】伊丹市の歯科医が解説!インプラントの寿命を延ばす秘訣とは?
- 2023年12月8日
- 定期メインテナンス
こんにちは。伊丹市の歯医者、伊丹とく歯科院長の徳田です。
失った自分の歯を補う治療では「入れ歯」「ブリッジ」に並び、近年は「インプラント」を選択される方も多くいらっしゃいます。
インプラントの特長は、天然歯に近い見た目と噛み心地を再現できることです。さらに、その寿命も10~15年で上顎が90%程度、下顎が94%程度と、非常に高い生存率を示しています。
ただし、この生存率を維持するためにはご家庭でのセルフケアにくわえて、治療後も定期的に歯科医院でメインテナンスを続けることが重要です。
インプラント治療が終わっても歯科医院でメインテナンスが必要な理由
インプラント治療終了は「家の新築直後」と同じ
せっかく入れたインプラントを10年、20年と長持ちさせるためには、治療後も定期的に通院しメインテナンスを受けることが欠かせません。
インプラントも同様に環境変化の激しいお口の中にあっては、毎日のお手入れをしていても使っているうちに被せ物がすり減ったり、ネジが緩んだりしていきます。
このような自身では気づけない小さなトラブルをいち早く見つけ、その都度適切に対処していくことがインプラントを長持ちさせる秘訣です。その役割を担うのが治療後の歯科定期メンテナンスとなります。
最大の警戒は「インプラント周囲炎」
人工物であるインプラントはむし歯にならないものの、周囲の歯ぐきや骨に細菌が感染すると「インプラント周囲炎」という病気を引き起こします。
”インプラントの歯周病”とも呼ばれるこの病気は進行すると周囲の骨を溶かしていき、インプラントがグラグラと揺れたり、抜け落ちたりする原因になります。
天然歯に比べ、インプラントは炎症に対する抵抗力が弱いことから、インプラント周囲炎は歯周病よりも進行が早く、急速に悪化しやすいのが特徴です。
歯科定期メインテナンスにはインプラントの破損やトラブルを早期に発見するほかにも、インプラント周囲炎を未然に防ぐ目的があります。
伊丹市伊丹とく歯科が行う
インプラント治療後のメインテナンス
インプラントの治療後メインテナンスの内容
- ✔インプラント周囲粘膜の炎症
- ✔スクリュー(ネジ)の緩みや破損
- ✔上部構造(人工歯)の破損、動揺
- ✔残っている歯(残存歯)や噛み合う歯(対合歯)のむし歯・歯周病
伊丹市伊丹とく歯科の定期メインテナンスでは以上の内容を確認のうえで、セルフケアの指導とプロフェッショナルケアを行います。
インプラント治療後のメインテナンスの頻度・費用
伊丹市の伊丹とく歯科では、基本的に「3か月に1回」のメインテナンスをおすすめしています。
費用は保険適用の範囲(3割負担で3,000円前後)で、残っている歯とインプラントの双方のケアを行っていきます。
インプラントの寿命を延ばすカギは「歯科定期メインテナンス」にあり!
保険適用外のインプラントは費用も高額なことから、「モノが良くて長持ちするもの」と誤解されることも少なくありません。
しかし、どんな高級車でも点検・整備を怠ると長く乗れないのと同じで、インプラントも治療後のメインテナンスを継続しなければ生存率90%は実現困難となります。
伊丹市の伊丹とく歯科ではご自身の歯とあわせてインプラントの点検やプロフェッショナルケア、セルフケアのアドバイスを行っています。
普段のケアでわからないこと、インプラントに関するお悩みなど何でもお気軽にご相談ください。
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