砂糖だけじゃない!むし歯リスクを高める意外な落とし穴
- 2025年5月5日
- むし歯
こんにちは!伊丹とく歯科の徳田です。
「むし歯」と聞くと、甘いものの摂りすぎを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?もちろん、砂糖はむし歯の大きな原因の一つです。しかし、実は砂糖だけがむし歯のリスクを高めるわけではないのです。
今回は、皆様が意外と見落としがちな、むし歯のリスクを高める落とし穴について、歯科医師の立場から詳しく解説していきます。「もしかして、私も当てはまるかも…」と感じた方は、ぜひ最後まで読んで、今日からの予防に役立ててくださいね。
Contents
「甘いもの控えればOK?」いいえ、見落としがちなむし歯の意外な落とし穴とは?
甘いものを控えているからといって、むし歯のリスクがゼロになるわけではありません。実はお口の中には、砂糖以外にもむし歯の進行を加速させる意外な落とし穴が潜んでいるのです。もしあなたが「しっかり歯磨きしているのに、なぜかむし歯ができやすい…」と感じているなら、日々の何気ない習慣の中にその原因が隠されているかもしれません。
そこで今回は、皆様が意外と見落としがちな、砂糖だけではないむし歯リスクを高める5つの落とし穴について、詳しく解説していきます。ご自身の生活習慣と照らし合わせながら、むし歯予防の新たな視点を見つけてみましょう。
砂糖だけじゃない!むし歯リスクを高める5つの落とし穴
それでは、砂糖以外にどのようなものがむし歯のリスクを高めるのでしょうか?意外な落とし穴を5つご紹介します。
炭水化物も要注意!
「甘いものは控えているから大丈夫」と思っている方も要注意です!
ご飯やパン、麺類などに含まれる炭水化物も、お口の中で分解されると糖に変わります。そのため、これらの食品を長時間お口の中に留めていたり、だらだらと食べ続けたりすると、むし歯のリスクが高まります。
特に、柔らかくて粘着性のある炭水化物(お餅、キャラメルなど)は、歯の表面に長く付着しやすいため注意が必要です。
酸性の飲食物
酸性の飲食物は、直接歯のエナメル質を溶かす可能性があります。代表的なものとしては、以下のようなものが挙げられます。
- ・柑橘系の果物やジュース : レモン、グレープフルーツ、オレンジなど
- ・炭酸飲料 : コーラ、サイダーなど
- ・お酢を使った食品 : ピクルス、ドレッシングなど
- ・ワイン
これらの飲食物を摂取する際は、時間を決め、頻繁に口にしないように心がけましょう。また、摂取後すぐに歯磨きをすると、エナメル質が一時的に柔らかくなっているため、かえって歯を傷つけてしまうことがあります。うがいをするか、30分ほど経ってから優しく歯磨きをするのがおすすめです。
ドライマウス
唾液には、お口の中を洗い流したり、細菌の増殖を抑えたり、酸を中和したりする大切な働きがあります。唾液の分泌量が減ってしまうドライマウスになると、これらの自浄作用が低下し、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
ドライマウスの原因は様々です。
- ・加齢 : 年齢とともに唾液の分泌量は減少する傾向があります。
- ・薬の副作用 : 特定の薬(抗ヒスタミン薬、降圧剤、抗うつ剤など)の副作用で唾液の分泌が抑制されることがあります。
- ・口呼吸 : 鼻詰まりなどで口呼吸が習慣になっていると、お口の中が乾燥しやすくなります。
- ・ストレス : ストレスも唾液の分泌に影響を与えることがあります。
「最近、口が乾きやすいな」と感じる方は、当院でご相談ください。適切な対策をご提案させていただきます。
歯磨きの落とし穴
毎日歯磨きをしているからといって、必ずしもむし歯を予防できるわけではありません。間違った歯磨きの方法や、歯ブラシの選び方によっては、十分に汚れを落とせていない可能性があります。
- ・歯ブラシの選び方 : 毛先が硬すぎたり、大きすぎる歯ブラシは、歯や歯茎を傷つける原因になることがあります。歯科衛生士に相談して、自分に合った歯ブラシを選びましょう。
- ・歯磨きの方法 : 力任せにゴシゴシ磨いても、歯垢はきちんと落とせません。軽い力で、小刻みに丁寧に磨くことが大切です。
- ・歯間ケアの不足 : 歯ブラシだけでは、歯と歯の間や奥歯の溝などの汚れは落としきれません。デンタルフロスや歯間ブラシを併用して、丁寧にケアしましょう。
当院では、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせた歯磨き指導を行っています。お気軽にお尋ねください。
食生活の乱れと間食
不規則な食生活や、頻繁な間食もむし歯のリスクを高めます。食事の回数が増えると、その都度お口の中が酸性の状態になり、歯が溶かされる時間が長くなるためです。
特に、寝る前の飲食は要注意です。寝ている間は唾液の分泌量が減るため、むし歯菌が活発になりやすい状態です。寝る前の飲食はできるだけ避け、どうしても摂る場合は、その後しっかりと歯磨きをしましょう。
むし歯予防のために今日からできること
むし歯のリスクを高める意外な落とし穴について解説してきましたが、今日からできる予防策もたくさんあります。
砂糖や炭水化物の摂取量を意識し、野菜やタンパク質もバランスよく摂りましょう。
食事の時間を決め、間食はできるだけ控えましょう。
摂取頻度やタイミングを考え、摂取後はうがいをするなど対策をしましょう。
歯科衛生士の指導を受け、正しい方法で毎日丁寧に歯を磨きましょう。デンタルフロスや歯間ブラシも活用しましょう。
こまめに水分を摂り、お口の乾燥を防ぎましょう。
むし歯の早期発見・早期治療のため、定期的に歯科医院を受診しましょう。
むし歯・歯周病にお悩みなら、伊丹とく歯科へ
伊丹とく歯科では、カウンセリングルームで患者様のお悩みやご希望をじっくりとお伺いし、お一人おひとりに合わせた丁寧な治療と予防をご提供しています。
むし歯の治療はもちろんのこと、歯周病のケア、予防歯科にも力を入れており、衛生士による丁寧な歯磨き指導や、PMTC(プロによる徹底的なクリーニング)なども行っています。
「痛みに配慮した丁寧すぎる治療」を心がけておりますので、歯医者さんが苦手な方も安心してご来院ください。
何かお口のことで気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。皆様の健康な歯を守るために、全力でサポートさせていただきます。
まとめ
今回は、むし歯のリスクを高める意外な落とし穴について解説しました。砂糖だけでなく、様々な要因がむし歯を引き起こす可能性があることをご理解いただけたでしょうか?
大切なのは、正しい知識を持ち、日々の生活習慣を見直すこと。そして、定期的な歯科検診を受けることです。
伊丹の皆様の健康な歯を守るため、とく歯科はこれからも様々な情報発信を行ってまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ページ監修医師
徳田進之介
兵庫県伊丹市・新伊丹駅から徒歩3分の「伊丹とく歯科」院長。
患者様一人ひとりに寄り添い、納得いただけるまで丁寧に説明し、高品質な治療を提供することを大切にしています。
特に 「しっかり噛める」「長く快適に使える」 義歯治療や、見た目の美しさと機能を両立した審美歯科 に力を入れています。既製品では満足できない方、ワンランク上の精密な治療を求める方に、最適な選択肢をご提案いたします。
「本当に自分に合う治療を受けたい」
そんな方のための歯科医院を目指しています。
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