【新伊丹駅の歯医者が解説】入れ歯でも「見た目」を若々しく綺麗に見せるポイントとは?
- 2023年4月14日
- 入れ歯
こんにちは。新伊丹駅の歯医者、伊丹とく歯科院長の徳田です。
「入れ歯」と聞くとどうしても老けた印象を抱きがちですが、見た目に関しては工夫次第で若々しい印象に見せることができます。一方で、現在入れ歯をお使いの方の中には入れ歯の見た目が悪くて、口元に自信が持てない方も少なくないようです。
そこで今回は、総入れ歯と部分入れ歯で見た目が気になる原因とその解決法などをご紹介していきましょう。
入れ歯を入れると見た目はどう変わる?
歯のない部分がどこかにもよりますが、上の写真でもわかるように見える部分の歯がなくなると、どうしても本来の年齢よりも老けた印象に見えてしまいます。したがって、一般的に入れ歯は入れないよりも入れたほうが若々しく、口元の見栄えも綺麗になります。
一方で、入れ歯はその形や歯の並び、厚みなどが適切でないと以前とは違う顔立ちになったり、かえって老けて見えてしまったりすることも少なくありません。また、部分入れ歯の場合は歯にかけるバネ(クラスプ)が目立って見栄えを悪くしてしまいます。
では、入れ歯でも口元を綺麗に、若々しく見せるにはどのような工夫をすればいいのかを次項から詳しくご紹介しましょう。
総入れ歯の見た目が気になる原因とその解決法
総入れ歯は歯がまったくないところに歯が入るわけですから、基本的には入れ歯を入れないときよりも若い印象を与えます。しかし、入れ歯を入れたときの見た目がイマイチだったり、老けて見えたりする場合は、次の3つがその原因に考えられます。
- ・噛み合わせの高さ(咬合高径)
- ・口元の張り出し具合(リップサポート)
- ・前歯の並び
では、この3つについてもう少し詳しく解説していきましょう。
噛み合わせの高さ(咬合高径)
総入れ歯の方はご自身の歯が1本も残っていないため、入れ歯を作る時に顔のバランスに合う「噛み合わせの高さ」を決めていかなければなりません。その際に、噛み合わせの高さが低すぎると、頬のハリがなくなり皮膚がたるんでしまうほか、ほうれい線も深くなって老けた印象になってしまいます。反対に噛み合わせが高すぎると、口元が縦に長くなり、お口の中に物があふれているような印象を与えてしまいます。
新伊丹駅の伊丹とく歯科では専門的な噛み合わせの検査のほかにも、現在ご使用の入れ歯や歯があった頃の写真などを参考に患者様の顔立ちにふさわしい噛み合わせの高さを決めていきます。
また、入れ歯の完成前には必ず試し入れ(試適)を行い、違和感や見た目をチェックしていきます。
口元の張り出し具合(リップサポート)
唇の周りには「口輪筋」という筋肉があり、入れ歯の厚みや前歯がこの筋肉を裏側から支えています(リップサポート)。しかし、この支えが不十分だときんちゃく袋の紐を締めたように唇が内側にすぼんでしまい、唇の周りにシワが増えほうれい線も深くなります。
口輪筋を適度にサポートする入れ歯の厚みや前歯に仕上げると、口元がふっくらとして若々しい印象になります。
ただし、前歯を前に出しすぎると入れ歯が外れやすくなるので要注意です。
前歯の並び
総入れ歯の見た目は前歯の並びも重要です。前歯の並びを決める際は「スマイルライン」と「スマイリングライン」を参考にすると美しい口元を作り出すことができます。
・スマイルライン
上下の歯を噛み合わせて「イー」と大きく口を真横に開いた時の上下の唇の位置をスマイルラインといいます。この線を参考に、前歯の歯頚部(歯と歯ぐきの境目)の位置を決めていきます。
・スマイリングライン
軽く微笑んだ時の下唇のラインをスマイリングラインといいます。上の前歯をスマイリングラインに平行に並べると、美しい口元になります。
部分入れ歯の見た目が気になる原因とその解決法
部分入れ歯の場合は歯がない部分にもよりますが、総入れ歯と同じの原因にくわえ、歯にかかるバネ(クラスプ)が見えることが口元の見栄えを悪くする原因になります。
新伊丹駅の伊丹とく歯科では、このバネができるだけ見えないように入れ歯を設計していきます。
また、バネが歯ぐきと一体化するような樹脂材料を使った「ノンクラスプデンチャー」もご提供しています。このような入れ歯にすると、ニコッと笑っても入れ歯だと気づかれる心配はありません。
まとめ
以上のように、新伊丹駅の伊丹とく歯科では入れ歯でも口元の見た目を綺麗に、若々しく見える様々な取り組みを行っています。今お使いの入れ歯の見た目が気になる・不満がという方は、ぜひ入れ歯専用治療室のある伊丹とく歯科までお気軽にご相談ください。