乳歯のむし歯が歯並びに影響？放置によるリスクと治療の必要性
- 2025年12月28日
- 小児
お子さまの乳歯にむし歯を見つけたとき、「どうせすぐに抜けて永久歯が生えてくるから、放置しても大丈夫だろう」と考えたことはありませんか？
実は、この「どうせ抜ける」という考え方は、お子さまの将来の口腔健康にとって、非常に大きなリスクを伴います。
乳歯のむし歯を放置することは、永久歯の生え方や歯並び、そして全身の健康にも深刻な影響を及ぼすからです。
乳歯は、永久歯が正しい位置に生えてくるためのガイド役という、非常に重要な役割を担っています。
この乳歯のむし歯を適切に治療せず放置すると、永久歯にむし歯が移ったり、歯並びが悪くなる影響が出る可能性が高まります。
伊丹とく歯科では、お子さまが安心してむし歯治療を受けられる環境を整え、乳歯の治療の必要性を大切にしています。
この記事では、乳歯のむし歯を放置してはいけない具体的な理由と、治療の必要性について詳しく解説します。
Contents
乳歯のむし歯を放置した際の永久歯への深刻な影響
乳歯のむし歯は進行が早く、神経に到達するのも早いのが特徴です。
そのため、乳歯のむし歯を放置すると、後に生えてくる永久歯にまで、以下のようなさまざまな悪影響を与えてしまいます。
乳歯のむし歯を放置することの4大リスク
次に生えてくる永久歯は、この環境にさらされるため、生えた直後からむし歯になりやすいリスクを抱えてしまいます。
これを感染の窓と呼び、乳歯のむし歯は永久歯への感染源となるのです。
その結果、永久歯が黄色や茶色に変色したり、表面が欠けやすい形成不全の状態で生えてくる影響が出ることがあります。
むし歯がひどくなると、乳歯を早期に抜歯せざるを得ないことがあります。
乳歯が予定より早く抜けると、両隣の歯がその隙間に倒れ込み、永久歯が生えてくるスペースが不足してしまいます。
これが歯並びを悪化させる最も大きな原因の一つとなり、将来の矯正治療の必要性を高めます。
むし歯の痛みから片側だけで噛む癖がつくと、顎の成長が偏り、顔の歪みにつながることがあります。
また、むし歯が進行し痛みで噛めない状態が続くと、食べ物を十分に咀嚼できず、消化器官に負担がかかり、栄養摂取にも影響が出ることがあります。
乳歯のむし歯は、治療せず放置すればするほど、永久歯や歯並びへの影響が深刻になります。
乳歯のむし歯治療の必要性を認識し、早期の治療を検討してください。
伊丹とく歯科が実践する乳歯のむし歯治療と予防
伊丹とく歯科は、兵庫県伊丹市で、お子さまの乳歯を大切に守り、永久歯への健康なバトンタッチを支援しています。乳歯のむし歯治療は、ただ削って詰めるだけでなく、お子さまの心と体に配慮したアプローチが重要です。
伊丹とく歯科のお子さまへの安心と強み
お子さまにとって、歯医者は怖い場所かもしれません。当院では、お子さまがリラックスできるようキッズスペースを完備し、待ち時間も楽しく過ごせるよう配慮しています。
また、治療前にカウンセリングルームで、保護者の方と乳歯のむし歯治療の必要性と治療の流れについて丁寧にご説明します。
お子さまにも分かりやすい言葉で治療の目的と手順を説明し、「何をされるかわからない」という不安を解消します。
無理に押さえつけて治療することはせず、お子さまのペースに合わせて段階的に進めます。
当院では、乳歯のむし歯の治療と同時に、永久歯をむし歯から守るための予防処置を徹底します。
C1（初期むし歯）：フッ素塗布やシーラントなどの予防処置で治療の必要性を最小限に抑えます。
C2（進行したむし歯）：むし歯を除去し、詰め物で歯の形を回復させます。この詰め物は、永久歯の生えるスペースを確保するという乳歯の重要な役割を維持できるよう精密に行います。
神経治療が必要な場合：神経に炎症が及んだ場合でも、永久歯への影響を避けるため、感染した神経を除去し、できる限り乳歯を抜かずに残すための治療を行います。
乳歯がむし歯で早期抜歯となってしまった場合、放置すると歯並びが悪くなる影響が非常に高まります。
このリスクを回避するため、当院では永久歯が生えてくるスペースを確保する「空間保持装置」（保隙装置）の作成を推奨しています。
これは、永久歯が正しい位置に生えるまで、両隣の歯が倒れ込まないようスペースを維持する装置です。
歯並びへの影響を未然に防ぐための、乳歯のむし歯治療後の重要なステップとなります。
乳歯のむし歯に関するよくある質問
Q. 「乳歯のむし歯を治療しても、すぐに永久歯に生え変わるのではありませんか？」
A. 乳歯は永久歯に生え変わるまで、最長で10年近く残ることがあります。
特に奥歯の乳歯は小学校高学年まで残るため、むし歯を放置すると、その長期にわたり永久歯への影響や歯並びへの悪影響が出続けます。
乳歯のむし歯治療の必要性は、生え変わりまでの期間に関わらず、永久歯を守るために極めて重要です。
Q. 「乳歯のむし歯は遺伝しますか？」
A. むし歯そのものは遺伝しませんが、むし歯菌に感染しやすい口腔環境や、歯並びの影響を受けやすい顎の形は遺伝する可能性があります。
大切なのは、乳歯が生えている時期にむし歯菌を増やさない生活習慣を身につけることです。
伊丹とく歯科では、ご家族での予防習慣についても相談に乗っています。
Q. 「乳歯の神経を抜くのは永久歯に影響がありますか？」
A. 乳歯の神経にまでむし歯が達している場合、炎症が永久歯の芽に影響を及ぼすことを防ぐため、神経の治療が必要になります。
これは、放置による悪影響を避けるために不可欠な治療です。
適切な処置を行えば、永久歯への影響を最小限に抑えることができます。詳細は要問合せと記載させていただきます。
まとめ：伊丹市で永久歯の未来を守る乳歯治療を
乳歯のむし歯を「どうせ抜けるから」と放置することは、永久歯の健康や歯並びを犠牲にする行為です。乳歯のむし歯は、永久歯をむし歯に感染させ、歯並びを悪化させる影響を及ぼします。乳歯のむし歯治療の必要性は、お子さまの未来の口腔健康を守るために絶対です。
伊丹とく歯科は、兵庫県伊丹市で、むし歯治療と予防を通じて、お子さまの健やかな成長をサポートします。キッズスペースやカウンセリングルームを活用し、不安のない治療を提供いたします。
もし、お子さまの乳歯にむし歯を見つけたら、永久歯への影響が出る前に、伊丹とく歯科にご相談ください。
当院は伊丹市にございますが、尼崎市からも多くの患者様にお越しいただいております。
ご予約はお電話またはウェブサイトから承っております。皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
ページ監修医師
徳田進之介
兵庫県伊丹市・新伊丹駅から徒歩3分の「伊丹とく歯科」院長。
患者様一人ひとりに寄り添い、納得いただけるまで丁寧に説明し、高品質な治療を提供することを大切にしています。
特に 「しっかり噛める」「長く快適に使える」 義歯治療や、見た目の美しさと機能を両立した審美歯科 に力を入れています。既製品では満足できない方、ワンランク上の精密な治療を求める方に、最適な選択肢をご提案いたします。
「本当に自分に合う治療を受けたい」
そんな方のための歯科医院を目指しています。
医院情報
伊丹とく歯科
兵庫県伊丹市平松４丁目３－１２
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