根管治療に「CT」が必要な理由とは?【新伊丹駅の精密根管治療】|伊丹市新伊丹駅の歯医者|とく歯科|入れ歯・小児歯科・審美治療

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医療コラム

根管治療に「CT」が必要な理由とは?【新伊丹駅の精密根管治療】|伊丹市新伊丹駅の歯医者|とく歯科|入れ歯・小児歯科・審美治療

根管治療に「CT」が必要な理由とは?【新伊丹駅の精密根管治療】

こんにちは。伊丹市新伊丹駅の歯医者、とく歯科院長の徳田です。

今回も引き続き、とく歯科が行っている根管治療の精度を高める取り組みについてご紹介していきたいと思います。

前回のコラムでご紹介したマイクロスコープを使った根管治療は、多くのケースで「CT検査」を組み合わせて行われるのが一般的です。

★前回のコラムはコチラ↓

 

伊丹市新伊丹駅のとく歯科でも、奥歯の根管治療については保険診療でマイクロスコープと歯科用CTの両方を使用しています。根管治療に歯科用CTを用いると、治療の精度が格段に向上し患者さんへのメリットも大きくなります。

根管治療のCT検査とは?歯科用CTができること

レントゲンとCTはいずれも、肉眼では見えない部分を透視して病気の発見や治療に役立てる画像診断検査です。ただ、両者はその「見え方」が大きく異なり、CT画像のほうがレントゲン画像よりも得られる情報が圧倒的に多くなります。

CTとレントゲンの違い

レントゲンは一方向から得た情報を2次元(平面)に映し出すのに対し、CTは360度のあらゆる方向から得た情報を3次元(立体)に映し出だせるのが特徴です。

この違いは「Googleマップ」と「Googleアース」を例に挙げるとわかりやすいでしょう。

例えば、上の写真は開院前のとく歯科周辺の様子をGoogleマップ(航空写真)で見たものです。

この写真では建物の位置や上から見た形、建物同士の間隔などがある程度把握できますが、建物の高さの違いや側面からの様子を知ることはできません。

しかし、Googleアースを使うと・・・

動画を見てわかるように、同じ場所でもGoogleアースでは建物の高さや側面、周囲の様子など、得られる情報がGoogleマップよりも格段に多くなります。

レントゲン画像とCT画像の違いもこれと同じで、CTを使うとレントゲンではわからなかった形態や内部の様子をより詳しく知ることができます

根管治療で歯科用CTを使うと何が違う?

歯の神経の通り道である根管は途中で曲がっていたり、複雑に枝分かれしたりと迷路のように入り組んでいます。一方向からしか見られない2次元のレントゲン画像では、このような複雑な根管の様子を正確に把握することは困難です。

しかし、3次元のCTを使えば根管の立体的な形態や走行が確認できるほか、根尖(根っこの先)にできた病変の大きさやその原因も正確に把握できるようになります。さらに、CT画像はレントゲンでは見えない歯の小さなヒビや割れも映し出すことができます。

根管治療に
歯科用CTを使用するメリット

以上のような特徴から、根管治療に歯科用CTを活用すると次のようなメリットがあります。

的確な診断で根管治療の精度が上がる

根管治療は事前の診査・診断の精度が”治療の質”に直結します。どんなに腕の良い歯科医でも、治療前の診断を誤ってしまえばその治療の成功率は落ちてしまいます。歯科用CTで正確な情報を得られるかどうかが、根管治療の成否を左右するといっても過言ではありません

病変や根管の特定が治療期間の短縮につながる

歯科用CTを使った根管治療は痛みや腫れの原因になっている病変や根管の特定がスムーズで、CTを使わない治療よりもトータルの治療期間が短くなります

例えば、下の第一小臼歯(前から4番目の歯)は根管が1本(1根管)であることがほとんどですが、まれに2本ある(2根管)ものが存在します。このような根管は片方の根管を見落とされることが多く、それが原因で腫れや痛みがなかなか消えず、治療が長引いてしまうケースも少なくありません。

歯科用CTによってこのような見落としを防ぐことは、結果的に治療期間の短縮につながります。

根管治療のCT検査は
保険が適用できる?

根管治療におけるCT検査は、以下の要件を満たす場合に保険が適用できます。

*保険診療でCT検査が実施できるケース
  • ・根管の形態が複雑な歯(※)に対し、マイクロスコープを使って根管治療を行う場合
  • ・マイクロスコープを用いた歯根尖切除手術を実施する場合

 

※根管が4本以上の歯、または「樋状根(といじょうこん)」と呼ばれる複雑な形態の歯など

 

前回のコラムでも解説したように、新伊丹駅のとく歯科では永久歯の根管治療のすべてにマイクロスコープを使用しています。したがって、当院の大臼歯の根管治療では、保険診療でも歯科用CT検査を実施しています

「保険でしっかり治したい」という方は
当院にご相談ください

以上のように、歯科用CTとマイクロスコープを併用した根管治療は、これまでの治療とは比べものにならないほど治療の精度が飛躍的に向上します。新伊丹駅のとく歯科では、根管治療の成功率をさらに高める取り組みとして、『ラバーダムの使用』や『隔壁の作製』もあわせて行っています。

保険治療でも「一度の治療で確実に治したい」「長引く治療を終わせたい」などのご希望・お悩みなど、ぜひ当院に一度ご相談ください。

★当院の精密根管治療を詳しく知りたい方はこちらをチェック↓