マイクロスコープを使うと根管治療はどう変わる? 保険の適用は?【新伊丹駅、伊丹とく歯科】
- 2023年7月22日
- 根管治療
こんにちは。伊丹市の伊丹とく歯科院長の徳田です。
前回は、「根管治療はどんな治療なのか、なぜ必要か」について解説しました。
★前回のコラムはこちら↓
根管治療は家の建築でいう「基礎工事」です。どんなに立派な建物でも、基礎工事がきちんとできていないとその家(歯)は長持ちしません。そこで、新伊丹駅の伊丹とく歯科では根管治療に「マイクロスコープ」を使用し、精度が高く長持ちする土台作りに取り組んでます。
マイクロスコープを用いた根管治療は自由診療(保険適用外)が多いなか、当院では保険診療の根管治療でもマイクロスコープを使用しています。
なぜなら、マイクロスコープを使用した根管治療には患者さんにとって実に多くの利点があるからです。その詳しい内容を以下に詳しく解説していきましょう。
根管治療でマイクロスコープができる3つのこと
マイクロスコープは医療用に改良された顕微鏡で、歯科の分野では根管治療をはじめ、むし歯治療や歯周病治療にも活用されています。
そのマイクロスコープには次の3つの特長があります。
細かい部分を最大20倍に拡大
マイクロスコープの最大の特長は、肉眼では見えない微細な部分を3~20倍に拡大できる点です。根管治療の対象となる根管は非常に細いうえ、その入り口は歯の奥深いところに位置していいるため肉眼では確認できません。しかし、マイクロスコープを使えば、根管の入り口や内部を直接目で確認することができます。
暗くて狭い空間を明るくする
マイクロスコープは単に視野を拡大するだけでなく、奥深く暗い部分に光を当てて視野を明瞭にすることができます。歯の奥深くに位置する根管にもしっかり光が当たるため、レントゲンでは写らない小さなヒビも見逃さずに治療ができます。
治療の様子を記録する
マイクロスコープは根管や治療の様子を撮影・録画することも可能です。その画像は患者さんにもご覧いただけるので、治療が今どのように進んでいるのかを確認しながら安心して治療を受けることができます。
マイクロスコープが
根管治療にもたらす効果・メリット
根管治療にマイクロスコープを使用すると、次の3つのメリットがあります。
「感覚と勘」から「確実に見る」へ/治療精度の向上
根管治療にマイクロスコープを使用すると治療の精度が格段に良くなります。
マイクロスコープがなかった時代の根管治療は、歯科医の指の感覚や勘に頼るしかないいわゆる「手探りの治療」でした。
マイクロスコープは暗くて狭い根管内を明瞭にし、内部を目で確認しながらの確実な治療を可能にしました。箱の中が直接見える状態であれば、見えない時よりも探し当てる確率が格段に上がるように、根管治療の精度も飛躍的に向上します。
1回の治療を確実に/再発を繰り返さない
マイクロスコープを使った根管治療は1回の治療を確実にし、治療後の再発リスクを抑えることができます。
根管治療を成功させるポイントは、根管内に残っている感染源を可能な限り取り除き、無菌に近い状態に近づけることです。
一方で、根管は非常に細いうえに、あちこちに分岐があったり空間があったりと、まるで複雑な迷路のように入り組んでいます。このような根管を手探りで治療すると、当然ですがエラーも多くなります。
マイクロスコープを使った根管治療はこのような治療のエラーをなくし、1回の治療で良好な予後を得ることができます。
治療回数が少なくなる/治療期間の短縮
マイクロスコープを使った根管治療は、従来とくらべ治療回数や治療期間を減らすことができます。
マイクロスコープを使うと根管内がキレイになって異常がないことを実際に確認することができるため、治療の終了も明確です。そのため、治療回数も少なく、トータルの治療期間も短く終わらせることができます。
マイクロスコープを使った根管治療は
保険が適用できる?
新伊丹駅の伊丹とく歯科では、保険診療の根管治療(永久歯)でもマイクロスコープを使用しています。
マイクロスコープは機材がとても高額なため、導入している歯科医院の中には自由診療(保険適用外)で行っているところも少なくありません。
根管治療に関するお悩みは当院にご相談ください
新伊丹駅の伊丹とく歯科では、今回ご紹介したマイクロスコープのほかにも、「歯科用CT」や「ラバーダム」などを使用して、根管治療の精度や成功率の向上に努めています。
繰り返す治療や長引く違和感でお困りの方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。
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