マイクロスコープを使うと根管治療はどう変わる? 保険の適用は?【新伊丹駅とく歯科】|伊丹市新伊丹駅の歯医者|とく歯科|入れ歯・小児歯科・審美治療

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医療コラム

マイクロスコープを使うと根管治療はどう変わる? 保険の適用は?【新伊丹駅とく歯科】|伊丹市新伊丹駅の歯医者|とく歯科|入れ歯・小児歯科・審美治療

マイクロスコープを使うと根管治療はどう変わる? 保険の適用は?【新伊丹駅とく歯科】

こんにちは。伊丹市とく歯科院長の徳田です。

前回は、「根管治療はどんな治療なのか、なぜ必要か」について解説しました。

★前回のコラムはこちら↓

根管治療は家の建築でいう「基礎工事」です。どんなに立派な建物でも、基礎工事がきちんとできていないとその家(歯)は長持ちしません。そこで、新伊丹駅のとく歯科では根管治療に「マイクロスコープ」を使用し、精度が高く長持ちする土台作りに取り組んでます。

マイクロスコープを用いた根管治療は自由診療(保険適用外)が多いなか、当院では保険診療の根管治療でもマイクロスコープを使用しています。

なぜなら、マイクロスコープを使用した根管治療には患者さんにとって実に多くの利点があるからです。その詳しい内容を以下に詳しく解説していきましょう。

根管治療でマイクロスコープができる3つのこと

マイクロスコープは医療用に改良された顕微鏡で、歯科の分野では根管治療をはじめ、むし歯治療や歯周病治療にも活用されています。

そのマイクロスコープには次の3つの特長があります。

細かい部分を最大20倍に拡大

マイクロスコープの最大の特長は、肉眼では見えない微細な部分を3~20倍に拡大できる点です。根管治療の対象となる根管は非常に細いうえ、その入り口は歯の奥深いところに位置していいるため肉眼では確認できません。しかし、マイクロスコープを使えば、根管の入り口や内部を直接目で確認することができます。

暗くて狭い空間を明るくする

マイクロスコープは単に視野を拡大するだけでなく、奥深く暗い部分に光を当てて視野を明瞭にすることができます。歯の奥深くに位置する根管にもしっかり光が当たるため、レントゲンでは写らない小さなヒビも見逃さずに治療ができます。

治療の様子を記録する

マイクロスコープは根管や治療の様子を撮影・録画することも可能です。その画像は患者さんにもご覧いただけるので、治療が今どのように進んでいるのかを確認しながら安心して治療を受けることができます。

マイクロスコープが
根管治療にもたらす効果・メリット

根管治療にマイクロスコープを使用すると、次の3つのメリットがあります。

「感覚と勘」から「確実に見る」へ/治療精度の向上

根管治療にマイクロスコープを使用すると治療の精度が格段に良くなります。

マイクロスコープがなかった時代の根管治療は、歯科医の指の感覚や勘に頼るしかないいわゆる「手探りの治療」でした。

歯の神経が通る根管は歯の奥深くに位置するうえに、入り口が直径1㎜にも満たないため、その内部を肉眼で見ることはできません。例えるなら、見えない箱の中から手の感触だけで目的のものを探し当てるのと同じです。

 

マイクロスコープは暗くて狭い根管内を明瞭にし、内部を目で確認しながらの確実な治療を可能にしました。箱の中が直接見える状態であれば、見えない時よりも探し当てる確率が格段に上がるように、根管治療の精度も飛躍的に向上します。

1回の治療を確実に/再発を繰り返さない

マイクロスコープを使った根管治療は1回の治療を確実にし、治療後の再発リスクを抑えることができます

根管治療を成功させるポイントは、根管内に残っている感染源を可能な限り取り除き、無菌に近い状態に近づけることです。

一方で、根管は非常に細いうえに、あちこちに分岐があったり空間があったりと、まるで複雑な迷路のように入り組んでいます。このような根管を手探りで治療すると、当然ですがエラーも多くなります。

例えば、引っ越しや大掃除の時に「ベッドやソファーの下に驚くほどゴミや埃が溜まっていた」という経験は誰しも一度はあるでしょう。マイクロスコープを使わない根管治療もこれと同じで、見えない状態ではいくら根管内をキレイにしたつもりでも、いたる所に感染源が残ってしまいます。そうすると、せっかく治療をしても治療後しばらくして再び根管内に細菌が繁殖し、痛みや違和感を繰り返してしまいます。

 

マイクロスコープを使った根管治療はこのような治療のエラーをなくし、1回の治療で良好な予後を得ることができます。

治療回数が少なくなる/治療期間の短縮

マイクロスコープを使った根管治療は、従来とくらべ治療回数や治療期間を減らすことができます。

歯科医の感覚や勘に頼った手探りの根管治療は、長いケースになると1本の歯に半年以上かかることも少なくありません。それほど根管治療は治療の難易度が高く、歯科医にとっても患者さんにとっても根気のいる治療といえます。

 

マイクロスコープを使うと根管内がキレイになって異常がないことを実際に確認することができるため、治療の終了も明確です。そのため、治療回数も少なく、トータルの治療期間も短く終わらせることができます。

マイクロスコープを使った根管治療は
保険が適用できる?

新伊丹駅のとく歯科では、保険診療の根管治療(永久歯)でもマイクロスコープを使用しています

マイクロスコープは機材がとても高額なため、導入している歯科医院の中には自由診療(保険適用外)で行っているところも少なくありません。

新伊丹駅のとく歯科では多くの方に上質な医療を提供したいという想いから、可能なかぎり患者さんへの負担軽減に努めています。

 

根管治療に関するお悩みは当院にご相談ください

新伊丹駅のとく歯科では、今回ご紹介したマイクロスコープのほかにも、「歯科用CT」や「ラバーダム」などを使用して、根管治療の精度や成功率の向上に努めています。

繰り返す治療長引く違和感でお困りの方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。

 

★当院の精密根管治療を詳しく知りたい方はこちらをチェック↓