【入れ歯のお手入れ・メインテナンス】伊丹市の歯科医が解説!入れ歯を長持ちさせる秘訣とは?
こんにちは。伊丹市の歯医者、伊丹とく歯科院長の徳田です。
今回も前回に引き続き「メインテナンス」についてお話しします。本日のテーマは「入れ歯のお手入れと歯科定期メインテナンス」についてです。
入れ歯をより快適に、そして長持ちさせるためには毎日のお手入れはもちろんのこと、定期的に歯医者さんで点検や調整(メインテナンス)をしてもらうことが大切です。
【ご家庭の入れ歯ケア】
入れ歯のお手入れ・メインテナンスの重要性
口臭や肺炎の原因にも? 入れ歯のお手入れをサボってしまうと・・・
毎日お口に入れる入れ歯は、使用後のお手入れが不十分なままだと、以下のようなトラブルの原因になります。
- ①残っている歯が「むし歯」「歯周病」になる(部分入れ歯の場合)
- ②口臭が強くなる
- ③口内炎や「カンジダ症」になりやすい
- ④肺炎(誤嚥性肺炎)のリスクが高まる
入れ歯はその形やプラスチックの性質上、食べかすや細菌がつきやすく、お手入れしないまま保管すると入れ歯表面や金具(クラスプ)に雑菌が大繁殖してしまいます。
これによって起こるのが、むし歯や歯周病、口臭のトラブルです。さらに、口内炎やカビ菌の感染による「カンジダ症」という粘膜の病気も起こりやすくなります。
さらに、ご高齢の方は「誤嚥性肺炎」にも注意が必要です。誤嚥性肺炎は、口内の細菌や食べかすなどが誤って気管に入り、それが原因で肺炎を発症します。
汚れたままの入れ歯を長く使い続けると、入れ歯に付着した細菌が肺に入り込み、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高くなります。
入れ歯の正しいお手入れの方法
https://youtu.be/T_LZ3gmxeY4?si=1qFiOdK4WdrRnLMR
※日本歯科医師会公式チャンネル( https://www.youtube.com/@dent8020 )より
上の動画は「部分入れ歯と残った歯の正しいお手入れ」についてまとめたものですが、入れ歯の清掃方法は総入れ歯もこれと同じです。具体的な手順を以下にまとめますので、動画とあわせてぜひ参考にしてみてください。
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①洗面器などの水を張る
(排水溝に流れるのを防ぐため) - ②入れ歯用ブラシで表面や金具の周囲を丁寧に磨く
(ゴシゴシ磨かない・熱湯で洗わない) - ③すぐに使わない場合や就寝前は水の中に保管する
(乾燥を防ぐため) - ④3日に1度は入れ歯洗浄剤の溶液につけて消毒する
歯科医院での
入れ歯メインテナンス(点検・調整)
入れ歯を作ったあとも歯医者さんの通院(メインテナンス)が必要な理由
- ・入れ歯の歯がすり減って「噛めない」「痛い」「すぐ外れる」
- ・入れ歯の下の骨が急激に痩せる(入れ歯が合わなくなる)
入れ歯は使っているうちに、少しずつ人工歯がすり減ってきて食べ物が噛みにくくなったり、すぐに外れたり、さらには噛んだ時に痛みを感じたりしやすくなります。
そのような不具合が生じる前に歯医者さんで入れ歯をチェックしてもらい、状況に応じて修理や調整をしてもらうことが、入れ歯を長く使い続ける秘訣です。
伊丹市伊丹とく歯科の入れ歯のメインテナンス
伊丹市伊丹とく歯科では、部分入れ歯・総入れ歯のいずれも上の表の流れに沿って点検や必要に応じた入れ歯の調整を定期的に行っていきます。
入れ歯を使っていて気になることやお口の変化など、何でもお気軽にご相談ください。
入れ歯メインテナンスは
「入れ歯専門治療室」のある当院におまかせください
伊丹市の伊丹とく歯科では「入れ歯治療」に力を入れており、患者さんの様々なお悩みをお聞きしながら、入れ歯でも快適に過ごせる取り組みや工夫を行っております。
入れ歯のお手入れやメインテナンス、お悩みごと(痛い・外れる・うまく話せないなど)、何でもお気がるに当院にご相談ください。
【過去の「入れ歯」に関する医療コラム】
・【新伊丹駅の歯医者が解説】入れ歯はなぜ痛い?痛みの場面ごとの原因と対処法
・【新伊丹駅】外れる・落ちる入れ歯はもうイヤ! 原因別の対処法を歯科医が解説
・【新伊丹駅の歯医者が解説】入れ歯でも「見た目」を若々しく綺麗に見せるポイントとは?
・入れ歯の「話しにくい」「発音しづらい」の解決策を新伊丹駅の歯医者が解説
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